いいひとの『心』の厠

あなたの為の心の厠です

②どんな仕事かではなく、どんな気持ちで働くか。

自分が働いているのは製造業

 

この業種は悪い意味でシステマチックで
出来て当たり前、出来なきゃ責められる
そんなシステムが出来上がっている
自分はそう思っている

 

「後工程はお客様」なんて言葉はあるが
実際そんな事を思って働いている人は
周りを見ても誰もいないに等しい

正直いがみ合ったり、バカにしあったり

この業種は幸福感の少ない業種

 

接客業は毎日お客さんから
リアルな反応があってやりがいあるんだろうなぁ

 

なんて思ってた

 

だけど接客業は幸せだ製造業は不幸だと
一括りに出来ない事がわかった


コンビニでの話

 

自分がよく行っていたコンビニ

大通りに面していて駐車場も広いので
多くの人が利用するが

 

店員さんはボソボソと挨拶し
伏し目がちにレジを打つ
店員さん同士の連携もイマイチで
大して混み合うような時間じゃないのに
すぐ列が出来る


それに対して
たまたま用事があって行った地元のコンビニ

 

ハツラツとした挨拶に迎えられ
満面の笑顔の対応でレジ打ち
店員同士も声を掛け合い分担して効率よく進める
個人的に衝撃だったのが
手を握るくらいの勢いで手を添えてお釣りを渡してくれた事

 

相手が女性で自分が男だったから嬉しく感じたのは有るかもしれないが

 

相手の店員さんにそういう意味で喜ばせようなどという気持ちはもちろん無いだろう

だとするとその店員さんはお客さんに少しでも丁寧にお釣りを渡す事を突き詰めた結果そうする事に行き着いたのだろう

 

この2店の店員さんの違いは仕事じゃない
そこでどう働こうとしているかっていう
それぞれのあり方の違いだ


自分自身うつになり辞めるとこまで考えてみた

やっぱり辞めるまではしなかった

 

けどこのまま働くのは嫌で復帰を決めた時
自分の会社のことを
面接?新入社員?ぶりに勉強した

 

それなりにわかってたつもりで
全然わかってなかった
会社の規模も役割も活動も
世の中に提供している価値も

 

企業理念に人々の幸福に貢献するとあった
働いてる自分がこんなに不幸感を抱えながら本当の意味での仕事は出来るはずのないのだとわかった

 

復帰して会社の門で勝手に挨拶運動をしてみた
ボチボチの反応しかないし、

何か悪いことでもして罰としてやらされてるのかと口々に言われた

 

挨拶運動をして周りは変わったかと言えば
何も変わらなかった

 

けど自分から見える会社は変わった
愛社精神がそんなにましたわけでもない

でも、人々の幸福のために

自分は仕事をしてるんだと

そんな会社で仕事をしているんだと

自分のあり方を変えたら
確実に毎日が色めきに満ちはじめた

 

 

あなたにも色めきに満ちた毎日の仕事を
楽しんでほしい

 


どんな仕事かではなく、どんな気持ちで働くか。